妊娠

増えすぎは危険!?妊娠中の体重について意識すべきこと

2016/12/28

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お腹の中で赤ちゃんが成長していくにつれ、ママの体重が増えるのは自然なことです。しかし、あまりにも増えすぎるとママや赤ちゃんの体に悪影響を及ぼしてしまうため、普段から体重の変化については意識しておく必要があります。
そこで今回は、妊娠中の体重を管理するにあたり、気にかけておくべきポイントをまとめました。

妊娠中に体重は増えるもの

妊娠から出産までのおよそ10ヶ月の間、ママの体は大きく変化します。お腹の中には胎盤が形成され、赤ちゃんはママから栄養をもらってどんどん大きくなり、最終的に体重が3kg程度まで増加します。そのほかにも出産時の出血に備えてたくさんの血液が作られたり、赤ちゃんを守るためにお腹まわりに脂肪がついたりするので、ママの体重が妊娠前と比べて増加するのは自然なことなのです。

このように、妊娠中の体重の増加は出産準備によるものがほとんどですが、それ以外の原因としては主に下記のようなものがあります。

基礎代謝の低下

妊娠中はこれまで行ってきたレベルの運動ができなくなるため、徐々に筋肉が衰えてきます。基礎代謝は筋肉量にも関係しているので、筋肉の衰えとともに代謝も減少し、太りやすい体になってしまいます。

食べつわり

妊娠初期に現れる「つわり」の一種です。通常、つわりといえば食事が取れなくなるイメージがあると思いますが、食べつわりになると逆に空腹時に吐き気や不快感を催すため、これらを解消するために食べる頻度が高くなります。普段よりもカロリーを多く摂取することになり、その結果として体重も増えてしまいます。

体重の増えすぎはNG

肥満が生活習慣病の原因となることは世間にも広く知れ渡っていますが、妊娠中のママにとって過度な体重の増加は、赤ちゃんを産むという大仕事に支障をきたす原因となります。一般的に、体重が増えることで妊婦がかかりやすくなる病気には、下記のようなものがあります。

妊娠高血圧症候群

高血圧や体のむくみ、蛋白尿などの症状の総称を言います。妊娠7~8ヶ月頃に最も発症しやすく、発症すると胎盤や子宮の血流が悪くなり、赤ちゃんに十分な栄養が与えられなくなります。その結果、早産や死産に繋がったり、未熟児の状態で生まれてくる危険が高まります。

妊娠糖尿病

体の中の血糖値は、通常インスリンという物質によって正常に保たれています。この病気にかかると、胎盤から過剰分泌されるホルモンの影響でインスリンが抑制され、血糖値が上昇してしまいます。これにより、お腹の中の赤ちゃんが肥満や低血糖になる可能性があるほか、ママの羊水が異常に増えたり、妊娠高血圧症候群を発症しやすくなります。

※上記以外にも、出産時に大量に出血したり破水時に異常が見られるなどの、いわゆる「難産」に陥りやすくなります。

体重増加量の目安は?

妊娠中、体重がどのくらいまで増えても良いかは、ママの妊娠前の体型と体質によります。

一般的に、太っているか痩せているかを示す指標としてBMI値というものが用いられます。これは体重[kg]を身長[m]の2乗で割ることで算出され、22が最もバランスが良く、25以上が太り気味、18以下が痩せ気味です。

妊娠前から太り気味であればプラス6~7kg、痩せ気味であればプラス10~12kg、それ以外であれば8~10kg程度が増加量の目安とされています。ただし、元々太りにくい体質であっても、妊娠を機に代謝機能やホルモンバランスが変動して太りやすくなる場合もありますので、体重増加のペースが早いようであればお医者さんと相談し、対策を行っていく必要があります。

体重が増えすぎないための対策

毎日体重を測る

妊娠が判明した時点から自分自身の体重を毎日チェックしていきましょう。体重の推移を把握することで、増え過ぎている時に気づきやすくなります。ポイントとしては、毎日お風呂上りに測るなど時間帯を決めることです。

食事内容を見直す

妊娠前は特に制限の無い食生活を送ってきたかと思いますが、妊娠後もそのまま続けていると確実に体重は増加します。特に糖分、塩分、脂肪分の三つは過剰摂取しないよう注意しましょう。毎日の食事を和食野菜中心のメニューに切り替え、出来る限り使った食材などをメモしておくと、食事を見直す際に役に立ちます。また、どうしてもすぐにお腹が空いてしまう場合は、食事1回あたりの食べる量を減らし、その回数を増やすようにしましょう。

適度な運動をする

運動をすることで体はリラックスでき、代謝も活発になります。軽いウォーキングでも効果はあるため、初めは家の周辺を歩くことから始めてみると良いでしょう。最近はマタニティヨガやスイミングを行っているスポーツ施設も増えてきたため、興味があれば参加してみてください。

ただし、これらの運動をする際は安定期に入ってお医者さんの許可をもらってからにしましょう。いずれの運動も自分が出来る範囲で行い、無理をしないことが大切です。

妊娠中のダイエットは禁止

体重が増えると、何とかして落としたいという気持ちから様々なダイエットを試したくなると思います。しかし、妊娠中にダイエットを行うとお腹の赤ちゃんに栄養が行き渡りにくくなり、未熟児で生まれる可能性が高くなります。もしも体重を減らしたい場合はまずお医者さんに相談し、食事と運動の見直しから始めてください。決して自己流でのダイエットは行わないようにしましょう。

体重管理は日頃の意識の積み重ねです

妊娠すると、今まで経験したことの無い体の変化に戸惑うこともあるでしょう。ですが、体重については自身の生活に少し気を配ることで、適正値を維持することは可能です。「最近増えるペースが早い・・・」と感じたら、これを機に日々の生活を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんが生まれるまでの間は色々と不安もあるかと思いますが、何かあれば産婦人科の先生や助産師さんに相談することで的確なアドバイスがもらえますよ。大変な時は周囲の人達にも助けてもらいつつ、楽しいマタニティライフを過ごしてくださいね。

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