乳幼児 成長

乳幼児への絵本の読み聞かせについて意識しておきたいポイント

2017/09/26

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出生届を出した時に、一緒に赤ちゃん向けの本をもらった方はいらっしゃいますか?

実のところ私がそうで、当時は「生まれたばかりなのに、もう本?」と思っていました。

しかし、後々わかったのですが、絵本の読み聞かせは新生児から始めても、早過ぎることはないそうです。

今回は、子供への絵本の読み聞かせについて疑問点などをまとめましたので、参考にしていただければと思います。

絵本の読み聞かせはいつから?

知り合いの間でよく話題に上がるのが、「いつから読み聞かせを始めたか」というものです。

本屋に足を運ぶと、とてもたくさんの絵本が並んでいますが、子供への読み聞かせを始める時期について明確な月齢はありません。

早いケースだと、妊娠7~8ヶ月から妊婦さんが読み聞かせているようです。

理由として、赤ちゃんの聴力はとても早い段階から発達していることが挙げられます。

この「早い段階」というのは、妊娠6~7ヶ月あたりです。

よく産婦人科で「お腹の赤ちゃんに話しかけてあげると良い」とアドバイスを受けるのも、この頃から段々とパパやママの声が聞こえるようになるからなんですね。

もちろん、赤ちゃんが生まれてから読み聞かせを始めても全然遅くありません。

我が家の場合は、原色やハッキリとした模様が認識でき始める生後5ヶ月頃から読み聞かせを始めました。

赤ちゃん向けの絵本にはほとんどの場合、目安となる対象年齢が記載されていますので、最初は深く考えず、月齢に合った本を選びました。

最初は上手に読もうとしない

兼ねてより子供のお世話をしてきた、あるいは保育士として働いているといったケースを除き、読み聞かせが初めてという方々がほとんどだと思います。

このため、「絵本をどのような感じで読んだら良いの?」と悩むこともあるかと思いますが、ポイントとしてはあまり深いことは考えず、ゆっくり落ち着いた声で、子供に話しかけるように読んであげることです。

一般書と同様に乳幼児向けの絵本も、

●最初の導入

●順調にお話が進む

●途中で思いもよらないことが起きる

●みんなで力を合わせて解決する

●最後にめでたしめでたし

といった流れが多く見られます。

このように起承転結がある絵本の場合、読み方に感情を込めたり抑揚をつけるのも、一つのやり方です。

ただ、あまり「上手に読まなきゃ!」と考え過ぎてしまうのも気持ちが参ってしまうため、あくまで子供と一緒に絵本の世界を楽しむことを意識してみてください。

絵本を読み進めるペースはどうする?

絵本を読み初めて間もない頃は、子供はじっと見ているだけのことが多いので、落ち着いた声でゆっくり進めてあげれば大丈夫です。

ただ1歳を過ぎたあたりから、絵本を読んでいる最中、先走ってどんどんページをめくったり、逆に同じページをずっと見ていることもあります。

次へ行くにはまだ早いと思ったり、早く次を見せてあげたくなるかと思いますが、ここでは子供のペースに付き合ってあげてください。

また、本の絵柄などを指さしてこちらに話しかけている時は、興味を持っている証拠ですので、絵柄に合わせて「お花だね」「ゾウさんがお昼寝してるね」などと優しく答えてあげましょう。

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子供も1歳半頃になると、読んで欲しい本を、自分で持ってくるようにもなったりします。

本に興味を持っている証ですので、時間が許す限り一緒に読んであげたいものです。

ただし、子供の中で、ご飯やお風呂より本が優先になってしまうのも後々困るので、場合によっては「あと○冊ね」「これで最後ね」などと約束すると良いでしょう。

本好きになるといくらでも持ってくるので、熱中していても区切りをつけることは必要です。

絵本の読み聞かせはいつまで?

我が子に絵本を読んであげるのは喜ばしいことですが、こうした読み聞かせをいつまでして良いのか、という疑問もあるかと思います。

結論から言えば、「○歳で読み聞かせを終えなければならない」という決まりはありません。

目安とするならば、自分で自発的に絵本を読もうとしたかどうかです。

例えば、知り合いに高校生のお子さんを持つ方がいらっしゃるのですが、そのお子さんが2歳ぐらいの頃、下記のような状況が見られたそうです。

●絵本を読んであげている最中に、絵本を自分で持ってページをめくった

●ある時、家事をやっている最中にふと我が子に目をやると、絵本を開いてじっと見ていた

初めて見る状況に驚きつつ見守っていると、次第に書店の絵本コーナーに言った際に特定の本を欲しがったり、それを買って帰ると熱心に読むことが多くなったそうです。

これらはいずれも、自分で読むことに関心が向いてきた証と言えるでしょう。

読み聞かせをずっと続けていたら自分で本を読まなくなってしまうのではないか、という不安があるかと思いますが、読み聞かせを行っている最中、ふとした瞬間に、この「自分で読もうとする素振り」は見られるようです。

もしそういった素振りを目にしたら、読み聞かせを継続しつつ、お子さんの自主性にも任せてみてください。

好奇心が「絵本」を超える

絵本の読み聞かせは子供の知的好奇心を刺激し、色々なことに興味を持つきっかけになることから、「読み聞かせは小学生になっても継続して行うと良い」という意見が多々出ています。

実際に図書館などでも、小学生を対象とした読み聞かせが行われていたりします。

(下記は国立国会図書館内の「国際こども図書館」における読み聞かせ会の例です。)
http://www.kodomo.go.jp/promote/activity/storytelling/index.html

こうしたことから、乳幼児の頃から読み聞かせをやってきた場合は、例え小学校に入学したとしてもスパッと止めず、続けてあげてみてください。

その上で、読み聞かせの中でお子さんが興味を持った事柄があれば、実際に体験させてあげると良いでしょう。

例えば、登場人物がやっている野球に興味を持っていれば一緒にキャッチボールをしたり、空いっぱいのお星さまを嬉しそうに指さしていたら、プラネタリウムなどに連れて行ったり。

このようにお話の中の出来事を実体験することで新たな発見に繋がり、物事に対する感性も磨かれます。

読み聞かせは親子の絆を深める大切な時間

簡単にお話してきましたが、これまでを振り返って私が思うことは、絵本の読み聞かせをしてあげられる期間というのはそう長くはないということです。

我が子も最初は絵本に強い興味を示したものの、半年ほど経つと他のおもちゃに夢中になり、絵本と言えば、夜寝かしつけをする前に読むか読まないかです。

もちろん、絵本にずっと興味を持ち続ける子もいますし、親子で楽しめるものは絵本だけではありません。

ですが、基本的に読み聞かせは、成長とともに卒業していく子が多いです。

もし既にお子さんと寄り添って絵本を読んでいる方がいらっしゃいましたら、そのかけがえのない時間を是非とも大切にしてくださいね。

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