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赤ちゃんが体を反らせる原因と対策は?長引く時は病気?

2016/12/29

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普段、赤ちゃんを抱っこしていたり布団に寝かせている時などに、急に赤ちゃんが背中をグッと反らせたことはありませんか?これは乳児期によくみられる動作ではありますが、稀に病気が原因となっている場合もありますので、注意して経過を観察する必要があります。
今回は、赤ちゃんが体を反らせる原因と対処法、関連する病気などについてまとめました。

赤ちゃんが体を反らせるとは?その原因は?

ひとくちに体を反らせるといっても様々な動きがありますが、ここでは赤ちゃんが突如、頭から足までピーンと力を入れながらブリッジするように仰け反る動作を指します。この動作は前触れもなく急に始めることが多いため、とりわけ抱っこの最中は慌てると思いますが、弾みで赤ちゃんを落とさないようしっかりと支えてあげましょう。

なぜ赤ちゃんはこういった形で体を反らせるのでしょうか。その原因については、主に以下のようなものが考えられています。

背中に気持ち悪さを感じる

抱っこされている時の感触が嫌だったり、背中にかいた汗によって肌着が湿っていたりすると、不快に感じて仰け反ることがあります。特に部屋の気温が高い時はずっと仰向けに寝ていると背中に汗をかきやすいので、時折様子を見てあげましょう。

力の入れ加減がわからない

赤ちゃんは生まれてくるまでの長い間、ママのお腹の中で体を丸めて過ごしてきました。このため、生まれてしばらくは自分の体を伸ばしたり曲げたりしたい時に、体のどこに力を入れれば良いかがわからず、力を入れ過ぎたことで勢い余って反り返ってしまいます。

特に抱っこされている最中は寝ている時と比べて体が不安定なため、バランスを取ろうとして体に力が入り、反ってしまう原因になります。

興味を引くものを見つけた

赤ちゃんは、成長するにつれて段々と周囲に興味を持ち始めます。抱っこや寝ている最中どちらにおいても、自分にとって興味があるものを目にすると、もっと見たい、近づきたいという思いから体を動かします。ですが、まだ思うように体の動きをコントロールできないこともあり、後ろに反る形となってしまいます。

赤ちゃんが体を反らせる時期は?

赤ちゃんの反り返りは、概ね生後3ヶ月頃を境にみられるようになりますが、早いと生後1ヶ月を過ぎたあたりから行う赤ちゃんもいます。月齢が上がって生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんは段々と力の入れ加減がわかってくるため、体を反らせる頻度も少なくなってきます。

一方、退屈だったり欲しいものがあったりする時などに、赤ちゃんが自分の意思を伝えるために行う反り返りは、1歳頃から増える傾向があります。

病気が原因で反ることもあるの?

赤ちゃんが意思表示として行う反り返りは特段心配する必要はありませんが、1歳を過ぎて機嫌が悪くないにも関わらず、体を反らせる頻度が高い場合は注意が必要です。体が反る原因となる病気については、以下のようなものがあります。

脳性麻痺

赤ちゃんがママのお腹にいる時から生後1ヶ月頃までの間、何かしらの原因で脳が損傷を受けることで、手足が不自由になったり言葉が上手く喋れなくなる病気です。本来赤ちゃんは、おすわりやハイハイなどを段階的に習得していきますが、脳性麻痺になると筋肉の発達具合にも影響が出てくるため、1歳近くになってもハイハイがみられないこともあります。

赤ちゃんが夜寝ている時も体を反らせたり、反らせた際に肩や首が不自然な方向にねじれている場合は、脳性麻痺が疑われます。

自閉症

生まれつき脳の機能が十分に発達していないことが原因で、対人関係やコミュニケーション能力に支障をきたす病気です。赤ちゃんに良くみられる症状としては、あやしても笑わなかったり、ずっと同じ場所にいて同じおもちゃで遊ぶなど、ひとつの物事に強いこだわりを見せたりします。

また、自分の体に触れる感覚についても敏感なため、抱っこをした途端に反り返る状況が頻繁にみられる場合でも、自閉症の可能性があります。

赤ちゃんが体を反らせる時の対処法は?

特に抱っこしている時に反り返りをする場合、赤ちゃんは背中の感触を嫌がっていることが多いので、いつもと抱き方を変えてみてください。横抱きから縦抱きにすることで背中の密着具合が軽減され、反らなくなったというケースはよくあります。

ママ抱っこからパパ抱っこ、あるいはその逆へ変わった途端に落ち着く赤ちゃんもいます。乳児期の赤ちゃんは感触に敏感なため、ちょっとした凹凸があたっているだけで嫌がることもありますので、代わる代わる抱っこしてみてはいかがでしょうか。

また、赤ちゃんは大人よりも体温が高く汗っかきです。背中に汗をかいていないかこまめに確認し、かいていればタオルなどで拭いたり、肌着を取り替えてあげましょう。

赤ちゃんの意思表示を受け止めてあげよう

体を反らせる行為は必ずしもマイナスな面ばかりではなく、赤ちゃんが周囲に自分の意思を伝えるスタートラインに立ったとも言えます。病気が関係しているかどうかは、反り返りの頻度や、どういった状況で反り返りを行ったかにもよりますので、赤ちゃんの様子をじっくりと観察し、長引くようであれば小児科の先生に相談しましょう。

今後、赤ちゃんはさらにできることが増えてきますので、パパやママは赤ちゃんと積極的にコミュニケーションをとり、楽しい育児ライフを過ごしてくださいね。

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