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赤ちゃんの月齢ごとの視力は?目を守るための注意点や視力に関係した病気とは?

2016/12/29

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生まれたばかりの赤ちゃんは1日のほとんどを眠って過ごしますが、1ヶ月程経つとまわりの様子を伺うような仕草を始めます。赤ちゃんが自分の顔をじっと見てると、「どんな風に見えてるのかな?」と不思議に思いますよね。基本的に赤ちゃんの視力の発達には段階があり、大人と同じように見えるまではある程度の期間を要します。
今回は赤ちゃんの視力について、月齢ごとの見え方や赤ちゃんの目を守るために注意すること、視力に関する疾患などをご紹介します。

赤ちゃんの月齢ごとの視力は?

赤ちゃんの視力は、成長に伴って徐々に上がっていきます。始めは輪郭しか見えなかった物がハッキリと見えるようになるだけでなく、物までの距離や奥行きも感じ取ることが出来るようになります。

新生児~生後2ヶ月頃

生まれて間もない赤ちゃんの視力は0.01~0.02で、この時点では明るい・暗いの判別はできますが、色については白と黒がわかる程度です。焦点を定める機能もまだ備わっていませんので、周囲の人や物は、ぼんやりと動いているようにしかうつりません。

生後2ヶ月頃になると、徐々に物の形を認識できるようになります。これにより、目の前でおもちゃなどを動かすと赤ちゃんも目を動かしてそれを追う追視が始まります。また、原色のようなハッキリした色が少しずつ見えるようになるのもこの時期です。一般的に、白黒以外では「赤」を最初に認識できるといわれています。

生後3~5ヶ月頃

この時期の視力は0.04~0.08で、追視を頻繁に行うようになります。焦点も合わせることが可能となり、人の形や表情の変化もわかるようになりますので、赤ちゃんの顔の近くで優しく笑いかけてあげましょう。生後5ヶ月頃になると、物の奥行きが段々とわかるようになってきます。

生後6~8ヶ月頃

視力は0.1~0.5です。この月齢になるとお座りやハイハイが出来るようにもなってくるため、赤ちゃんの視野は一気に広がります。周囲の人達の顔の違いもハッキリと認識できるようになるため、パパやママ以外の人が近づくとビックリして泣いてしまう赤ちゃんもいます(人見知りの始まり)。また、奥行きや距離感もある程度わかるようになり、色々な物に触ろうとします。

1歳頃

視力は0.3~0.6で、大人とほぼ同じように見えてきます。赤ちゃんが床に落ちている小さな糸くずやパンくずを器用に拾っているのを見て、驚いたパパやママもいるのではないでしょうか。奥行きや距離感もしっかりと把握でき、同時に好奇心も向上するので、行動範囲が格段に広がります。

1歳以降

1歳を過ぎても赤ちゃんの視力は発達が続き、3歳頃までに0.8~1.0程度になります。色々な物や景色が見えるので、一緒に外に出かけたりして赤ちゃんの知的好奇心を刺激してあげましょう。この先も視力は緩やかに上昇し、概ね6歳頃に安定します。

赤ちゃんの目を守るために意識すること

赤ちゃんもお座りができる月齢になると、テレビの教育チャンネルなどで放送される子供向け番組にとても興味を示します。また、この数年でスマートフォン(スマホ)が急速に普及し、子供用のアプリも次々登場しています。

このため、家事が忙しい時や赤ちゃんが泣き止まない時などに、テレビの前に座らせたりスマホをもたせている方もいるかと思いますが、一般的にテレビの光やスマホから発せられるブルーライトを長時間見ることで、目の焦点を合わせる「毛様体筋」を酷使することになり、赤ちゃんの視力が発達しにくくなります。

特にスマホはテレビに比べて中毒性が高く、赤ちゃんの頃からスマホに慣れさせてしまうと視力の低下に留まらず、体の成長自体にも影響を与えてしまうと言われています。こうしたことから、普段の生活の中では一緒に遊んだり抱っこするなどして、親子のコミュニケーションを取ることが何よりも大切です。普段やるべき家事も多く大変かと思いますが、出来る限り赤ちゃんと接するようにしてあげてください。

視力の病気「弱視」とは?

弱視とは、視覚をつかさどる中枢神経の発達が妨げられることで、幼児期になっても視力が十分に上がらない病気です。通常、物が見えにくい時は眼鏡をかけるとよく見えるようになりますが、弱視の場合、眼鏡をかけても見え方は変わりません。

一般的に視力は近くの物を見ることで発達していくため、新生児期に様々な要因で物が見えない状況が続くと、弱視になりやすいといわれています。弱視の原因を取り除くことで視力も上がり始めるので、気になることがあれば早めに小児科や眼科を受診しましょう。

視力は赤ちゃんの世界を広げる大切なものです

視力が上がるにつれて、赤ちゃんが体感する世界はどんどん広くなっていきます。天気の良い日は家の中にいるだけでなく、一緒にお出かけして色々な景色を見せてあげると良いでしょう。

また、赤ちゃんは五感を刺激されることで成長スピードも上がると言われていますので、パパやママが積極的に話しかけたり手を握ったりして、赤ちゃんの健やかな成長を促してあげてくださいね。

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