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赤ちゃんの咳がなかなか止まらない時の考えられる原因と対処法

2016/12/27

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咳は、体内に侵入したホコリやウイルスなどの異物を排除する役割を担っており、赤ちゃんにも防衛反応として備わっています。一時的な乾いた咳であれば心配は要りませんが、なかなか咳が止まらない場合は深刻な病気が隠れている可能性もあるため、注意が必要です。
ここでは、赤ちゃんの咳が長引く原因とその対処法についてまとめました。

咳の原因となる病気

赤ちゃんの咳が出る原因として最も一般的なものが、ウイルス性の風邪です。この場合はお医者さんに診てもらい、安静にしていれば数日で治まってきます。
しかし、咳が関係している病気は風邪以外にも存在します。中にはすぐに対処しなければならないものもありますので、赤ちゃんがいつもと違う咳をしていたり、咳そのものが長く続いている場合は速やかに病院を受診しましょう。

喘息

「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった苦しそうな呼吸が特徴で、特に夜間や早朝に起こりやすい傾向があります。喘息のほとんどは風邪をひいた時や空気中のホコリ、ダニなどに反応して発症しますが、症状が軽いものであれば、病院で薬を吸入することで快方に向かっていきます。

気管支炎

ウイルスにより気管支が炎症を起こす病気です。気管支炎の原因となるウイルスは、乳児期に感染しやすいRSウイルスである場合がほとんどです。発熱や痰が絡んだ咳などが見られ、症状が重い場合には入院するケースもあります。

百日咳

百日咳菌が原因で起こる感染症です。初期には咳や鼻水などが見られ、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症も引き起こします。ワクチンを接種することによって予防はできますが、症状によっては命に関わるケースもあるため注意しておきたい病気です。

クループ症候群

乳幼児がかかりやすい病気のひとつで、ウイルスによって喉の周辺が炎症を起こす病気です。「ケンケン」と犬が吠えるような甲高い咳が特徴で、悪化すると呼吸困難に陥りやすいため、このような咳が見られたら早急に病院を受診する必要があります。

肺炎

細菌やウイルスによって肺の中に炎症が起こる病気です。肺炎の初期には発熱や食欲不振などの症状が現れることが多く、風邪との区別がつきにくいため注意が必要です。呼吸がいつもより速かったり、息苦しそうな状態が3日以上続く場合は肺炎の可能性があります。

咳が出る場合の治療法は?

病院側の方針にもよりますが、基本的に咳止め薬を使わず、痰を切れやすくする薬の処方や鼻水の吸引を行います。これは、本来咳というものが異物を排除しようとして起こるため、まずは原因となっている異物を取り除く必要があるからです。咳止めや鼻止めを服用することによって一時的には出なくなりますが、これら異物は体の中に残ったままなので、時間が経つと再発してしまうことがほとんどです。
ただし、肺炎やクループ症候群などの重度な病気である場合は命にもかかわるため、必要に応じて咳止め薬を用いるなど、それぞれの病気ごとに対応した治療を行っていきます。

お家でしてあげると良いこと

お医者さんに診てもらった後は、治るまで安静に過ごす事が第一です。様子を見ている最中は、赤ちゃんに対して以下の点を気にかけてあげると咳が落ち着きやすくなりますよ。

部屋が乾燥している場合は加湿する

空気が乾燥していると喉の粘膜も乾いてしまいます。赤ちゃんが過ごす部屋の湿度は、60%程度に保つと良いでしょう。湿度が70%以上になると、部屋の壁などにカビが生える原因となるため注意してください。

小まめに水分をあげる

水分をあげることで喉が潤い、咳も出にくくなることが多いです。赤ちゃんが熱を出している場合も小まめに水分補給をしてください。あげるものとしては母乳やミルクのほか、白湯、人肌程度に冷ました麦茶などが良いでしょう。柑橘系のジュースは喉への刺激が強いため避けてください。

上半身を少し起こす

特に寝ている最中に咳が出る場合、仰向けの状態だと気道に負担をかけたり布団の繊維の影響を受けたりするため、咳が継続する原因になります。背中に枕やクッションを挟み、体を30度くらい起こしてあげるだけでも負担は軽くなります。赤ちゃんを抱っこするときにも、横向きではなく立て向きに抱っこしてあげると良いでしょう。

日頃から赤ちゃんの様子に注意しよう

咳は赤ちゃんの体の状態を知るための、重要なサインです。普段の生活の中で赤ちゃんが咳をしている場合は、その出し方や他の症状の有無などをしっかりと観察して、早めに対処してあげてくださいね。

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