赤ちゃんと初めてのお風呂!入れ方や注意点などをまとめてご紹介
2017/09/14
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は、ベビーバスを使った沐浴がほとんどです。
沐浴の時間帯についても、例えば赤ちゃんのみ昼間といったケースもございますが、そのうちパパあるいはママがお風呂に入る時に合わせて、赤ちゃんの沐浴を行うことになるかと思います。
また、1ヶ月検診ではほとんどの場合、お医者さんから「普通の浴槽に入ってもいいよ」と言われますが、初めは慣れないことも多く、どのような段取りで入れたら良いか迷ってしまいますよね。
今回は、赤ちゃんと一緒にお風呂に入る際に準備すべきものや、実際の入れ方などをまとめましたので、参考にしていただければと思います。
事前の準備について
まず、赤ちゃんをお風呂に入れるにあたって必要なものについてですが、基本的なセットは下記のとおりです。
●マットや座布団(できれば二つ。赤ちゃんを上にのせて体をふくものと、着替えをのせておくもの)
●バスタオル(赤ちゃんの体をふくもの)
●赤ちゃんの着替え(肌着やロンパースなど、お風呂あがりに着せるものすべて)
●赤ちゃんのおむつ
●パパやママのバスタオルや着替え
●ガーゼ(赤ちゃんの顔をふいたりします)
この他にも、普段赤ちゃんにベビーローションをつけたり、耳掃除をしてあげている綿棒などがあれば、あらかじめ準備しておきましょう。
こうしたケア用品は、口が縛れるナイロン袋などにまとめて入れておくと、まとめて持ち運べるので便利です。
赤ちゃんをお風呂に入れる手順
ここでは、赤ちゃんをお風呂に入れる時の方法やポイントを、三つの段階に分けてご紹介します。
お風呂に入る前
前述した基本のセットは、すべて脱衣所まで持ってきておきましょう。
ただ、赤ちゃんの着替えをのせておく座布団については、脱衣所のスペースに置けそうになければ、リビングでも差し支えありません。
我が家は脱衣所が狭かったので、いつも赤ちゃんの体をふいた後は、リビングに用意した着替えのところまで運んでいってました。
また、座布団の上のバスタオルは、赤ちゃんの体をすっぽり包めるように両側を折っておくと便利です。
このような感じですね。
赤ちゃんの体が大きくなってきたら、座布団をひし形に向けて使うと体がおさまりやすくなります。
また、座布団の上にのせる赤ちゃんの着替えですが、一番内側に着せるもの(短肌着など)が一番上にくる順番で重ねておくと、一度赤ちゃんを寝かせるだけで簡単に着せることができます。
お風呂に入っている最中
準備が整ったら、赤ちゃんの服を脱がせてお風呂に入れる前に、まずパパやママが体を洗います。
この間赤ちゃんは、服を着せたままバスタオルが敷いてある方に仰向けに寝かせておき、体を洗い終わった段階で服を脱がせて洗い場まで連れて行ってあげてください。
洗う順番についてですが、特に決まりはありません。我が子の場合は、まず濡らして絞ったガーゼで顔をふいた後、ベビー用ボディーソープで頭→体の順に洗っていました。
体などについた泡を流す場合は、シャワーの勢いを弱めにして直接かけていました。
赤ちゃんの体にかける前に、熱いお湯が出ていないか必ず確認してくださいね!
また、体を洗う際の抱き方として、縦でも横でもどちらでも可能という方もいらっしゃいますが、個人的には縦抱きはあまりおすすめしません。
なぜなら、この時期の赤ちゃんは首がすわっておらず、体に石鹸をつけることもあり、何かの拍子に滑って落としてしまう可能性もゼロではないからです。
こうしたことから、抱き方については普段授乳するような、横抱きの方が安全と言えるでしょう。
ただ、赤ちゃんを抱っこして洗うのは、慣れないうちは結構大変で、体力も使います。
ですので、例えば市販のバスマットの上にタオルを敷き、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせて洗うと、両手が自由になるので一番楽です。
初めのうちはこのようなやり方から始めてみては如何でしょうか。
お風呂からあがったら
赤ちゃんが十分温まったら、ベビーバス(浴槽)からあげて体をふいてあげましょう。
体をふく場所については、脱衣所が基本となります。
バスタオルが敷いてある方に赤ちゃんを移動させ、頭から足先まで優しくたたくような感じでふいてください。
特に、腕の関節や足の裏、両足の付け根の溝に水滴が残りやすいので、注意が必要です。
体の水分をふき取ったら、着替えがのせてある方に赤ちゃんを寝かせ、おむつから順番につけてあげましょう。
慣れていないうちは、無理に一度に着せる必要はありません。
短肌着から一枚ずつ、ゆっくり着せてあげてください。
最適な入浴時間とお湯の温度は?
赤ちゃんの体温は37度台が多いことから、大人よりものぼせやすくなっています。このため、浴槽のお湯は熱くならないよう気をつけ、長湯は避けるようにしましょう。
赤ちゃんが浴槽につかる時間は3分程度、お風呂に入るトータルの入浴時間は、長くても15分を目安としてください。
お湯の温度については、夏場は38度、冬場は40度程度が適しています。
お風呂に入ることで体の水分が失われるため、入り終わったら母乳やミルクなどの水分をあげてくださいね。
赤ちゃんにドライヤーを使えるのはいつから?
赤ちゃんの髪の毛はとても細いため、基本的にタオルで軽くポンポンするだけで、時間の経過とともに自然に乾いていきます。
しかし、とりわけ冬の寒い時期は、赤ちゃんが湯冷めしないか心配のあまり、ドライヤーでサッと乾かしたくなることもあるかと思います。
赤ちゃんが大人と同じようにドライヤーを使える時期ですが、これにはとても個人差があります。
一概に「生後何ヶ月から使える」といったものはありません。
ドライヤーを使う目安となるのは、赤ちゃんの髪の毛の量です。
もしもタオルでポンポンした後、寝んねの間際になっても髪に湿り気がある場合は、赤ちゃんの髪にボリュームが出てきた証ですのでドライヤーを検討する頃です。
ただ、ドライヤーの熱や音に恐怖心を抱く赤ちゃんがほとんどなので、初めのうちはパパやママの上に座らせ、好きなおもちゃや絵本を持たせながら少しずつかけてあげてください。
また、髪にボリュームが出たと言っても、赤ちゃんの頭皮は変わらずデリケートです。
かけるときは、ドライヤーの熱風が同じ箇所にずっとあたらないよう注意してください。
おわりに
赤ちゃんとの初めてのお風呂は色々と不安が付きまとうかと思います。
ただ、私もそうでしたが、最初から要領よくできることはほとんどありません。
ですので、初めはお湯の温度や入浴時間等の基本的なことに注意し、あまり必要以上に悩み過ぎないようにしてください。
赤ちゃんと一緒にお風呂に入ることのできる時間は、意外とあっという間に過ぎていきます。
慣れてきたら赤ちゃんの表情を楽しんだり肌にタッチしたりして、思い切りスキンシップを取ってくださいね。