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赤ちゃんの虫歯を予防するために必要なことは?虫歯になった場合の治療法は?

2016/12/29

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赤ちゃんの歯は、概ね生後6ヶ月頃から徐々に生え始めます。初めて赤ちゃんの歯を見つけると嬉しくなりますが、歯が生えてくると疎かにできないのが虫歯対策です。
赤ちゃんの大切な歯を守っていくために、虫歯の仕組みや予防に必要な対策、万が一虫歯になった場合の治療法についてみていきましょう。

虫歯が出来る仕組み

虫歯の原因は、お口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌)です。虫歯菌は食べかすに含まれる糖質が大好物で、これらを食べることにより歯を溶かす原因となる「酸」を作り出します。これにより、歯の一番硬い部分であるエナメル質が溶け始め、徐々に歯の奥深くへと進行していきます。

食事のあと歯磨きをしなかったり歯磨きをしても磨き残しがあったりすると、歯に長い間食べかすが残ったままとなります。糖質は赤ちゃんの離乳食の中にも含まれていますので、離乳食が始まったら丁寧に歯を磨いてあげましょう。

赤ちゃんが虫歯になる理由

生まれたばかりの赤ちゃんは無菌状態であるため、お口の中に虫歯菌は全くいません。それなのになぜ虫歯になるケースがあるのかというと、普段の生活の中でパパやママをはじめとする周囲の人達から、虫歯菌がうつってしまうからです。

赤ちゃんへ頻繁にキスをしたり、食べ物を口移しで与えたり、同じスプーンやフォークを一緒に使うことで、虫歯菌は高確率で赤ちゃんに移行します。赤ちゃんが可愛いあまりついチュッとしたくなりますが、こういったリスクもあることをしっかりと頭に入れておいてください。

赤ちゃんの虫歯の症状

通常、虫歯といえば黒くなった歯をイメージするかと思いますが、赤ちゃんの虫歯の特徴としては、歯の表面に白い斑点が見られたり、歯と歯の隙間が黄色っぽくなったりします。

ただ、歯に白い斑点が現れる原因は虫歯以外にもあり、代表的なものとして「エナメル質形成不全」が挙げられます。これは、先天的な問題で歯のエナメル質が十分に作られない病気で、症状が深刻になるとフッ素やプラスチック樹脂による補強が必要となります。

どちらの場合も専門医による処置が必要ですので、普段の生活でこういった状態を見つけたら早めに小児歯科を受診してください。

赤ちゃんの虫歯の治療法

赤ちゃんの虫歯であっても、本格的に治療するためには椅子に座らせ、大人とほぼ同じ措置を行わざるを得ません。ですが、赤ちゃんは恐怖心から嫌がる場合がほとんどで、無理に治療をすると怪我などの危険も伴います。こうしたことから、治療の方針については基本的に歯科医との話し合いによって決めることとなります。

虫歯の度合いにもよりますが、ある程度の年齢になるまで薬を塗布しながら様子を見たり、これまで甘いものをあげていればこれをキッパリ止めるなど、生活習慣の改善から始めたりもします。

虫歯を予防するために

虫歯菌を感染させない

虫歯になる一番の原因は、お口の中に存在している虫歯菌です。ゆえに、この菌を赤ちゃんにうつさないことが基本となりますが、残念ながら虫歯菌を全くうつさない生活を送り続けることは難しく、赤ちゃんのほとんどが2歳半頃までに感染するといわれています。

一般に、虫歯菌に感染する時期が遅ければ遅いほど虫歯にもなりにくいことがわかっています。ですので先述したとおり、赤ちゃんへの接吻や食器の共有などを行わないよう、早い時期から心がけていきましょう。

毎日の歯磨きを忘れない

虫歯菌は糖質を摂取することで活発になりますので、歯磨きによりお口の中をきれいにすることも虫歯予防に繋がります。月齢が低い赤ちゃんは歯磨きに慣れていないため嫌がることが多いですが、優しく話しかけたり歌を歌ったりして、歯磨きは楽しいものだと思わせてあげましょう。なお、「寝る前にすれば大丈夫」とお考えの方もいるかと思いますが、極力食べかすをお口に残さないためにも、なるべく毎回の離乳食後の歯磨きを習慣にしてください。

虫歯予防は毎日の心がけから

色々な食べ物をおいしく食べるためには、健康な歯が必要不可欠です。歯が生え始めた赤ちゃんはまだ自分で歯磨きができないため、まわりの大人がしっかりとケアをしてあげましょう。

末永く自分の歯で食事ができるよう何かあればお医者さんにも相談し、早めに対策を行ってくださいね。

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