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赤ちゃんの腕や脚にできる青い跡の正体は?放っておいても良いの?

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「蒙古斑(もうこはん)」という言葉をご存知ですか?

これは、赤ちゃんが生まれて間もない時期からみられる青いあざのような跡で、お尻から腰にかけてできるのが特徴です。

しかし、ふとしたきっかけから腕や足首にも似たような跡ができているのを発見し、「お尻以外にもあるんだけど大丈夫なの?」と不安に感じている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、お尻以外にできる赤ちゃんの蒙古斑について対処法などをまとめましたので、参考にしていただければと思います。

お尻以外にできる蒙古斑

腕や足首などのお尻以外にできる蒙古斑は、「異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)」と呼ばれています。

名称の違いからお尻にできる蒙古斑とは別物と思われがちですが、種類としては同じもので、それ自体が体に悪影響を及ぼすことはありません。

ただ、お尻にできる蒙古斑は4~5歳頃までに自然と薄くなることが多いですが、異所性蒙古斑は比較的薄くなりにくい特徴を持っています。

異所性蒙古斑の対処法は?

異所性蒙古斑を発見した場合、一体どのように対処すれば良いのでしょうか?

ここでは、異所性蒙古斑の主な対処法についてご紹介していきます。

しばらく様子を見る

お尻にできる蒙古斑同様に、発見しても、赤ちゃんの体調に変わった様子が見られなければそのまま様子を見ておきます。

赤ちゃんは比較的肌が白いため、できて間もないうちは蒙古斑も目立ちやすいのですが、成長するにつれて肌の色が変化してくると、どこにあったか分からないくらいに目立たなくなるケースがほとんどです。

また、「蒙古斑は赤ちゃんの証」「生まれてくる時に神様がお尻を押した名残」などと考え、赤ちゃんのうちから治療をしない親御さんも、結構多いようです。

レーザー治療を受ける

異所性蒙古斑を本格的に目立たなくするために一般的に行われるのが、レーザー機器を用いた治療です。

蒙古斑の大きさや体質によって差はありますが、患部に直接働きかけるため、最も効果があると言われています。

治療期間については医師の判断にもよりますが、概ね数か月から半年程度の間隔で、トータルで3~4回通院して受けるパターンが多くなっています。

レーザー治療のデメリット

蒙古斑を目立たなくするために最も効果的なレーザー治療ですが、同時に下記のようなデメリットも存在します。

●痛みを伴う

●お金がかかる

●治療の跡が残る場合がある

●再発する可能性がある

これらは一般的なレーザー治療のデメリットですが、もし赤ちゃんのうちから治療を受ける場合は、特に意識しておいた方が良いかと思われます。

痛みを伴う

レーザー治療を受ける際に避けて通れないのが、この「痛み」です。

一般的に、レーザー治療の痛みの程度については輪ゴムでパチンとはじかれた程度と言われています。

ただ、大人にとっては我慢できるような痛みでも、小さな子供は嫌がって泣き叫ぶことがほとんどです。

このため、赤ちゃんが治療を受ける際は、スムーズに治療が進められるよう全身麻酔が施されることが多いますが、これについても副作用のリスクが少なからずあるということを、頭に入れておかなければならないでしょう。

お金がかかる

現在では、異所性蒙古斑の治療費については保険が適用できるようになっています。

ただ、異所性蒙古斑の治療に関しては何度か通院することが必要ですので、やはりそれなりの治療費が発生してきます。

治療費については蒙古斑の大きさによって差がありますが、一回の通院につき概ね数千円から一万円程度かかります。

治療の跡が残る場合がある

異所性蒙古斑の治療は、青い色の原因となっている「メラノサイト」をレーザーによって破壊していきます。

治療にあたっては、周囲の皮膚を傷つけないよう十分に注意を払いつつ行われますが、どうしてもレーザーを照射した跡が残ってしまうことがあります。

よくあるのが、レーザーによる「火傷」の跡です。

治療に入る前には、医師との面談を通して、治療期間や工程などをじっくり話し合う機会が設けられますが、レーザーは不要な細胞を焼き切る機会ですので、こうした跡が残ることも念頭に置く必要があります。

再発する可能性がある

非常に稀ですが、治療により蒙古斑が目立たなくなっても、その1~2年後に再度表れてくるケースもあるようです。

その際は、様子を見るか、再度病院を受診して治療の必要性を検討することになると思います。

このように、蒙古斑を除去できることができても、その効果が永久的に続かない場合もあることも、頭に入れておいてください。

おわりに~本人の意思を尊重するケースも~

赤ちゃんの時期に蒙古斑の治療を行うかどうかは、親御さんの考え方によって様々です。

「治療に伴う痛みを忘れてしまうので早い方が良い」という方もいらっしゃれば、「治療のリスクが大きいのでしばらくの間様子を見る」という方もいらっしゃいます。

前述しましたように、異所性蒙古斑は体に害を与えるものではありません。

また、消えにくいとはいっても概ね10歳頃までに目立たなくなることがほとんどですので、焦って治療する必要は無いかと思います。

実のところ、蒙古斑が与える一番の影響としては健康上の問題よりも、例えば思春期になって「友達に指摘されるのが嫌だ」「水着が着れない」「綺麗になりたい」などといった、メンタル面の問題です。

もしもこうした年齢になっても蒙古斑が消えず、本人が悩むようなことがあれば、その時点で皮膚科などを受診しても決して遅くはありません。

お子さんがひとりで悩むことの無いよう、親子でじっくり話し合い、必要に応じて病院を受診してみてくださいね。

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