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赤ちゃんの利き手が決まる時期や利き手の予測方法、矯正の必要性について

2016/12/29

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世界を含めた全人類の90%は右利きだと言われています。このため、ハサミやカメラ、急須の取っ手など多くの物が右利き用に作られており、左利きの人は不便さを感じたこともあるのではないでしょうか。
こうしたことから、我が子が左利きにならないか心配に思う親御さんもいるかと思いますが、利き手が形成される時期の赤ちゃんは心身ともに成長が著しいため、矯正などをする場合でも影響を及ぼさないことが重要になってきます。
今回は赤ちゃんの利き手について、決まる時期や予測するための方法、矯正の必要性などをまとめましたので、参考にしてください。

赤ちゃんの利き手はいつ頃決まる?

子供の利き手について研究を行ったアメリカの発達心理学者アーノルド・ゲゼルによると、利き手が決まるのは概ね4歳頃と言われています。それまでの間は、右手と左手どちらも良く使いますので、早いうちから赤ちゃんの利き手を特定するのは難しくなっています。

一般的に、赤ちゃんは生後5~6ヶ月頃から近くにある物をつかもうと手を伸ばし始めますが、この時期においては単に取りたい物に近い方の手を使っています。2歳頃になると、自分の右側に置いてある物をつかむ際に左手を伸ばすこともあるため、左利きかと思うママもいるようです。

この場合、左手が一時的に利き手となった可能性もありますが、今後の成長に伴って変わることも十分あり得るので、利き手が固定されるまでは長い目で見守ってあげてください。

利き手を予測する方法

利き手は時間の流れとともにいずれ知ることはできますが、果たして我が子が右利きなのか左利きなのか、気になる方は多いと思います。赤ちゃんの利き手を予測したい時は、赤ちゃんが自分で手を出す状況になった際、どちらの手が多いかを観察してみてください。

例えば、手づかみ食べをする時やおもちゃを受け取る時、転びそうになって体を支える時がわかり易いかと思います。予測通りになるとは限りませんが、赤ちゃんが頻繁に出す方の手が利き手である可能性が高いです。

利き手の矯正について

研究結果によると、利き手は生まれる前に決まると言われており、「赤ちゃんがママのお腹の中で親指をよく吸っていた側」とされています。そのため完全に利き手を変更することは難しいですが、幼児期のうちから訓練を重ねることで、利き手とほぼ同じぐらいに発達させることは可能です。ただし、元々の自然な状態を意図的に組み替えるわけですから、注意しておく点もいくつかあります。

矯正する際に気をつけること

利き手の矯正に神経質になるあまり、子供に対して感情的になることは絶対に避けてください。矯正を始めた子供はしばらくの間、慣れていない方の手を使うことになるため、大きなストレスを伴います。使いやすい左手を無意識に使おうとして何度も叱られたことで、心に深い傷を負った例もあるそうです。

昔は子供が左利きだと、進んで右利きに矯正する風潮があったようですが、現在は上記の理由などから無理な矯正はしない方が良いといわれています。矯正する際は子供の気持ちを最優先に考え、様々なリスクが伴うことを意識しておいてください。

矯正する時のコツ

矯正を始めることになったら、出来る限り楽しみながら行ってください。「必ず右手を使えるようにしなければならない」と思い込むと疲れてしまいますので、「少しでも右手で出来る事があればよい」といった思考で、心に余裕を持つことが大切です。

初めのうちは、左手で物を取らせたり、スプーンなどの食器を持たせるなど、比較的簡単なことからチャレンジさせてあげてください。また、少しでも上手にできたら思いきり褒めてあげることも忘れないようにしましょう。
これらを積み重ねることで、矯正のゴールが段々と近づいてきます。

利き手も赤ちゃんの個性!尊重してあげましょう

赤ちゃんは、顔や性格、細かい仕草に至るまでひとりひとり違います。利き手についても同様で、右利きであれ左利きであれ、赤ちゃんが持っている立派な個性なのです。将来不便になるのではと心配する気持ちもあるかと思いますが、嫌がる時は無理に変えようとしないことが大切です。

なるべく利き手にこだわらず、赤ちゃんの能力そのものを伸ばすサポートに対しても、存分に時間を使ってあげてくださいね。

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