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赤ちゃんが痙攣(けいれん)を起こした時の対処法は?病院にはすぐに行くべき?

2016/12/28

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赤ちゃんが痙攣を起こす原因には様々なものがあります。普段見慣れていない分、突然の痙攣を目にするとびっくりしてしまいますよね。ですが、痙攣のほとんどは命に関わるものではなく、的確に対処することですぐ落ち着いてきます。
今回は、赤ちゃんが痙攣を起こす原因と、起こした時の対処法についてまとめました。

痙攣とは?

痙攣は、体内の神経細胞が異常に興奮することで起こる、筋肉の急な収縮をいいます。赤ちゃんが痙攣を起こしやすいのは、この神経細胞がまだ未熟なため、ちょっとした刺激にも過敏に反応しやすいからです。

一般的にママからもらった抗体が弱くなってくる生後半年頃から見られるようになり、中でも高熱を出した時に起こりやすい熱性痙攣は、概ね10人に1人という割合で発症するそうです。

痙攣を起こした時の対処法

赤ちゃんが痙攣を起こした時は、症状の現れ方を確認するとともに、体にかかる負担を軽くしてあげましょう。突然の痙攣で慌てることと思いますが、冷静に対処することが大切です。

衣服を緩める

痙攣している最中は体全体に力が入っています。この時に衣服のボタンをいくつか外すことで、締め付けが弱くなり呼吸も楽になります。

横向きにして寝かせる

授乳や離乳食が終わった後に痙攣を起こした場合、その弾みで嘔吐する可能性もあります。もしも赤ちゃんが仰向けに寝ていた場合は吐いたもので喉を詰まらせる危険があるため、赤ちゃんの下にクッションなどを挟んで体を少し傾けてあげましょう。

時間を確認する

ほとんどの痙攣は数分程度で治まりますが、もし10分以上続く場合は速やかに病院を受診する必要があります。こういった判断のために、痙攣が始まったらその時刻を確認し、持続時間を測っておきましょう。

熱を測る

赤ちゃんの熱が38度以上であれば熱性痙攣の可能性が高いですが、熱が低いにもかかわらず痙攣を起こしている場合には別の原因も考えられます。お医者さんに診てもらう時の判断材料にもなるので、痙攣が落ち着いたタイミングで熱を計っておきましょう。

その他の症状の有無を確認する

熱以外にも赤ちゃんの顔色、嘔吐の有無、意識はあるか、体に麻痺はあるかなどのチェックをしておきましょう。

痙攣を起こした時にやってはいけないこと

赤ちゃんを揺さぶる

痙攣が起こると心配のあまり赤ちゃんに呼びかけたい気持ちもあると思いますが、過度な刺激は痙攣を悪化させるばかりか、別の症状を起こす引き金となります。痙攣中は赤ちゃんをゆっくりと寝かせ、様子をしっかりと見守ってあげることが最も安全です。

口の中に物を詰める

昔は赤ちゃんが舌を噛まないようにこういった処置を行うこともあったようですが、痙攣が原因で舌を噛み切って大事に至ることはありません。慌てて物を入れると口や喉を傷つけたり呼吸困難となりますので、絶対に止めてください。

どのような場合に病院を受診するの?

初めて痙攣を起こしたとき

赤ちゃんが起こす痙攣の大半は深刻なものではありませんが、これまで痙攣を起こしたことがない赤ちゃんの場合は、念のため医師の診察を受けた方が良いでしょう。

痙攣が10分以上続いたり、頻繁に発症するとき

基本的に痙攣が起こってから終わるまでの時間は数分の場合がほとんどで、長くても10分程度で治まります。これ以上続く痙攣は脳にも影響を与えやすくなるので、治まった段階ですぐに医師に相談してください。
また、熱の有無に関わらず短時間に何度も痙攣する場合も、何かしらの病気が隠れている可能性が高いので注意が必要です。

40度以上の高熱があるとき

熱性痙攣は問題ない痙攣の一種といわれていますが、熱が高い場合は痙攣の再発や脱水症状を起こすおそれがあるので、速やかに医師の診察を受けましょう。

体の特定の部分だけが痙攣しているとき

熱性痙攣を起こしたときは体全体が硬直します。もし体の一部分や片側半分だけが痙攣している場合は、脳からの異常な指令が特定の箇所のみに出ているサインなので、脳や神経系の疾患が疑われます。

痙攣の前後で嘔吐が続くとき

痙攣のショックで一時的に吐いてしまうこともありますが、続けて何度も吐く場合は、脳に何かしらの異常が起こっている可能性もあります。

痙攣後にぐったりしているとき

痙攣が治まってそのまま普段どおり眠る場合は問題ありませんが、意識はあっても朦朧としていたり、眠っている様子が無いのに呼びかけても応答しない場合は、すぐに病院を受診しましょう。

夜間であれば、病院のほか小児救急電話相談も利用する

小児救急電話相談(#8000)とは厚生労働省が行っている公共のサービスで、休日や夜間の子供の急な病気への対処方法が知りたい場合や、すぐに医師の診察を受けるべきか判断しかねる際に、常駐している医師や看護師に相談できるものです。慣れてくると様子を見るべきか否かはご自身でも判断できるようになりますが、子供の具合が悪くなった状況に初めて直面した場合は、適切な指示を仰ぐことで気持ちも少し楽になりますよ。

周りの大人が冷静になることが大切

赤ちゃんが突然痙攣すると驚くのも無理はありません。ですが適切に処置をすることで治まる場合がほとんどなので、まずは大人が冷静になり、しっかりと処置をしてあげることが大切です。お医者さんに診てもらった後も、ゆっくりと時間をかけてケアしてあげてくださいね。

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