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百日咳の症状と対策は?赤ちゃんのケアについてもご紹介

2016/12/26

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赤ちゃんの咳が関係する病気のひとつに「百日咳」があります。その名のとおり長引く咳が特徴ですが、現在では適切な治療を行うことで早めに治すことが可能になっています。
今回はこの百日咳について、原因と症状、対処法などをまとめました。

百日咳とは

百日咳菌が原因で起こる感染症で、菌がついている物を触ったり、菌を含んだ分泌物を吸い込むことでうつります。名前のとおり長期間(数ヶ月~半年)続く咳が特徴です。
怖いのは、赤ちゃんは大人と比べて体力や免疫力が乏しいため、咳による呼吸困難に陥りやすく、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性があることです。
そのため赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、早めに対処することが重要です。

どのような症状?

百日咳は進行の度合いによって三つの段階に分けられ、それぞれ「カタル期」「痙咳(けいがい)期」「回復期」と呼ばれます。

カタル期

百日咳の初期にあたり、軽い咳のほか、鼻水や微熱などの症状が現れます。症状が風邪とよく似ているため、百日咳だと実感しにくい方々が殆どですが、この段階で適切な治療を行えば比較的早めに治る可能性が高いとされています。
このカタル期は1~2週間ほど続くため、赤ちゃんの咳や鼻水がなかなか治まらない時は、小児科を受診してください。

痙咳期

咳が強くなり、最も重症化しやすい時期でもあります。この時期の咳の特徴としては、コン、コン、コンと絶え間なく続いた咳のあと、急にヒューッと息を吸い込み、またコン、コンと咳を繰り返します(この流れは「発作性けいれん性咳そう」と呼ばれます)。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんはまだ息を吸い込む力が弱いため、こういった症状の確認は難しいですが、息がうまく吸い込めないことによる酸素不足でチアノーゼ(爪や唇が紫色になること)が現れる場合があります。
咳の発作は昼夜関係なく起こるため、夜から明け方にかけて咳が続き眠れないことが多いです。

回復期

咳は徐々に治まってきますが、それでも時折発作性の咳をすることがあります。また、回復期以降は風邪をひいた場合にも、百日咳に似た症状が出ることがあります。
回復期は症状は軽いものの数ヶ月から半年程度続く場合もありますので、赤ちゃんの様子に注意しながら過ごしてください。

百日咳の治療法は?

病院の方針にもよりますが、基本的に抗生物質咳止め薬を投与することにより治療を行います。通院治療が主ですが、咳やこれに伴う嘔吐、呼吸困難が酷い赤ちゃんは入院が必要になることもあります。
注意点としては、こういった薬の投与は医師の判断により行いますので、病院に連れて行く前に独断で咳止め薬などを飲ませないようにしてください。

おうちでできるケア

百日咳にかかると長く続く咳により汗をかきやすいため、こまめに水分をあげることが大切です。咳が落ち着いたタイミングで、スプーンなどで少しずつあげましょう。1回の量を少なくし回数を多くすることがポイントです。母乳やミルク、離乳食については赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ、特に離乳食は普段よりやわらかくしたものをあげてください。また、部屋が乾燥していると喉への刺激となり咳を誘発しやすいので、時間を決めて空気の入れ替えを行い、加湿器などで適正な湿度に保つことも大切です。

予防はワクチンの接種と家族の健康管理から!

赤ちゃんが百日咳にかかると重症化する可能性も高いため、まずはしっかりと予防接種を受けておきましょう。百日咳の予防に関連した予防接種は三種混合あるいは四種混合であり、生後3ヶ月になると接種できます。
ワクチン接種により百日咳にかかったとしても軽い症状で済む場合が多いので、できるだけ早めにお近くの病院で受けてください。また、赤ちゃんは百日咳菌をもっている幼児や大人からうつる場合も多いので、普段の生活においても体調管理をしっかりと行い、百日咳にかからないようにすることが重要です。
家族皆が健康で過ごせるよう、日頃から気をつけておいてくださいね。

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