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赤ちゃんが吐く場合に考えられる原因と適切な対処法は?

2016/12/28

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赤ちゃんは体の器官がまだ十分に発達していないため、母乳やミルクを吐くのは珍しいことではありません。ただ、中には病気が原因で吐くこともあるため、注意して見分けることが必要です。
今回は赤ちゃんが吐いてしまう原因と、その対処法などをまとめました。

赤ちゃんが吐く原因は?

胃の構造が関係している

特に生後三ヶ月頃までの赤ちゃんは胃の形が大人よりも真っすぐになっているので、中身があふれやすくなっています。このため、母乳などをたくさん飲んだり、授乳後に急に体勢が変わったりすると吐きやすくなってしまうのです。赤ちゃんのゲップと一緒に母乳やミルクが出てしまうのも、こういったことが原因です。
このような場合、他に目立った症状が無く、赤ちゃんの機嫌も良くて普段どおりに母乳やミルクを飲んでいれば、特段心配する必要は無いでしょう。
なお、ゲップに関しては、出ることで吐き戻しの防止にもなりますので、授乳後は赤ちゃんを抱っこしてゲップを促してあげてください。

病気が原因である場合

赤ちゃんが吐く原因として考えられる病気には、胃や腸の疾患、お腹にくる風邪、便秘などがあります。もし授乳していないにも関わらず赤ちゃんが吐いた場合は、その量と他の症状の有無をチェックし、病院を受診してください。夜間の場合、吐くのが一時的なものであれば一晩様子を見て、翌日病院に連れて行きましょう。
しかし、もし赤ちゃんに以下のような症状が見られる場合は、昼夜問わず直ちに病院に連絡し、診察を受ける等してください。

●噴水のように大量に吐く
●吐いたものが黄色や緑っぽい色をしている
●吐いた後赤ちゃんがぐったりしていたり、酷く機嫌が悪い
●うんちの色やにおいがいつもと違う
●水状の下痢を伴っている。

吐いた時の対処法

口の中や周りをきれいにしてあげる

吐いたものの中には胃液も混ざっているため、酸っぱい味がします。これが長時間口の中に残っていると赤ちゃんも不快になりますので、水を含ませたり、湿ったガーゼなどで取り除いてあげましょう。

寝かせる時は、少し横向きにして頭を高めにする

赤ちゃんが一度吐いた場合、時間が経つと再度吐いてしまう可能性もあります。仰向けに寝かせると吐いたものが喉に詰まって窒息する危険がありますので、丸めたタオルやクッションを赤ちゃんの体に挟み、少し傾斜をつけてあげてください。

赤ちゃんの状態を書きとめておく

症状が酷い場合に病院を受診した時にお医者さんにスムーズに症状を伝えられるよう、わかる範囲で赤ちゃんの状態をメモしておくと良いでしょう。

<書きとめておくと良い項目>
●何時頃吐いたか
●吐いた回数や頻度
●母乳を飲んだり離乳食は食べるか
●直前に食べたり飲んだりしたもの
●吐いたものの色
●うんちの色やにおい
●発熱や咳など、他の症状の有無

落ち着いたら水分をあげる

吐くことによって体内の水分が排出され、脱水症状を引き起こすおそれがあります。嘔吐がおさまって数十分ほど経ったら、母乳やミルク、白湯などをあげましょう。注意点としては、嘔吐を誘発させてしまうので一度に大量にあげないようにしてください。なるべく、ミルクや白湯をスプーンで一口ずつ飲ませてあげることをおすすめします。

赤ちゃんが吐く場合に考えられる病気

赤ちゃんが吐く原因となる病気は様々なものがありますが、特に代表的なものは以下のとおりです。

ウイルスによる胃腸炎

ノロウイルスやロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎です。発症すると嘔吐や白っぽい色をした下痢のほか、発熱を伴うこともあります。この病気に対する特効薬は無いため、こまめに水分補給を行い安静にすることが第一です。
なお、この病気は感染力が非常に強く、パパやママにもうつりやすいため注意が必要です。嘔吐物やおむつの処理をした後は、手をしっかりと洗いましょう。

幽門狭窄症

赤ちゃんの胃の出口である「幽門」が何らかの原因で狭くなってしまう病気で、取り入れたものが胃から十二指腸へ流れていきにくくなります。母乳やミルクを噴水状に大量に吐くのが特徴で、ほとんどの場合手術によって幽門を広げる処置を行います。

頭蓋内出血

もし赤ちゃんが頭を打った後に、下痢や発熱などの症状が見られないにも関わらず何度も吐く場合は、頭部の損傷が原因で嘔吐している可能性がありますので直ちに病院を受診してください。赤ちゃんがぐったりしていたり、痙攣などを起こしたりすることも大きな特徴です。

慌てずに症状の確認を

赤ちゃんが突然吐くとびっくりするパパやママがほとんどだと思いますが、まずは冷静になることが大切です。大抵の場合は赤ちゃんの胃の構造によるものであり、例え病気が原因であっても適切な処置とアフターケアを行うことで快方に向かっていきますので心配は要りません。
まずはしっかりと、赤ちゃんの状態をチェックしてあげてください。

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