ケガ・病気

赤ちゃんが頭をぶつけた時の対処法は?病院にはすぐに行くべき?

2016/12/29

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赤ちゃんは好奇心がとても旺盛であるため、自分で動きまわれるようになると家中の色々な場所に移動します。行動範囲が広がることで赤ちゃんの五感が一層刺激されますが、おうちの中には様々な危険が潜んでおり、ふとした瞬間に家具や床などに頭をぶつけてしまうこともあります。
今回は、赤ちゃんが頭をぶつけた時にチェックすることや、病院へ連れて行くべきケースなどをご紹介します。

頭をぶつけた時にチェックすることは?

赤ちゃんがひっくり返るなどして頭をぶつけた時は、下記のような段階に沿って赤ちゃんの様子を確認しましょう。これにより、症状の有無や深刻さの度合いを予測することができます。

すぐに泣き出すかどうか

赤ちゃんは頭をぶつけると、大抵の場合はビックリして泣き出します。これは赤ちゃんの意識があるか無いかを確かめる手段のひとつですので、赤ちゃんが最初にどのような反応をするかを、注意深く見るようにしてください。

泣いている最中の様子に変化は無いか

もしも赤ちゃんが泣いている途中で意識を失ったり、ボーっとして目の焦点が合わないようなことがあれば、頭の中に異常が出ている可能性があります。前述したとおり、赤ちゃんが泣き出すのは状況に驚いたためですので、その後普段どおり泣き止むか泣き止まないかを見分けることは非常に大切です。

泣き止んだ後の状態はどうか

赤ちゃんが、しばらくして何事も無く泣き止んだ場合でも油断は禁物です。その後のハイハイなどが妙にゆっくりだったり左右にふらついたりするなど普段の動きと違っている場合、脳から送られる信号が乱れている可能性があります。また、泣き止んだ後に母乳や離乳食をあげてもほとんど食べなかったり吐いてしまうような時も、頭の中に異常が出ている可能性が高いと言えるでしょう。

次のような場合はすぐに病院へ!

赤ちゃんが頭をぶつけた後に驚いて泣き、しばらくして泣き止むだけの時は、そのまま様子を見てください。しかし、下記のような状態がひとつでも見られたときは要注意です。

●呼びかけても反応が乏しい

●泣かずにその場でボーっとしている

●ぶつけた箇所の出血が止まらない

●ぶつけた箇所がへこんでいる

●母乳や離乳食をほとんど食べない

●明らかな嘔吐が見られる

上記に挙げた症状は一例ですが、大切なのは赤ちゃんの様子が「いつもと違う」点に気づくことです。頭をぶつけた時に怖いのは、衝撃による脳の損傷と頭蓋骨の骨折です。これらは度合いによっては命に関わることもありますので、違和感がどんな些細なものであったとしてもすぐに病院を受診してください。

出血がある場合は感染症に注意

赤ちゃんがぶつかった場所の形状によっては、ぶつけた部分から出血することがあります。特に頭の中にはたくさんの血管が通っているため血も出やすいですが、清潔なタオルやガーゼをあてることですぐに治まる場合がほとんどです。

止血した後の傷口はガーゼなどで保護し、赤ちゃんが掻きむしったりしないように注意してください。赤ちゃんは大人と比べて免疫力が十分ではないため、傷口が化膿したり細菌が入り込んだりすると、様々な感染症の原因となってしまいます。傷ができた場合は念のため小児科を受診し、薬を処方してもらうことをおすすめします。

ぶつけてから数日間は様子を見る

頭をぶつけたその日に変わった様子が見られなくても、概ね2~3日経過するまでは注意深く赤ちゃんの様子を見守ってください。ぶつけたことで頭の中に生じた出血が微量であれば、比較的ゆっくりと進行していくため、日付が変わってから急に症状が出ることもあります。もしも症状が遅れて出てきた場合には、例え一時的なものであってもすぐに病院へ連れて行きましょう。

頭をぶつけないようにするために

赤ちゃんが自分で移動するようになってきたら、思わぬ事故を防ぐために部屋の中を一度見直しましょう。机や棚の角張っている部分にはウレタンパットを取り付けたり、硬いものが置いてあるスペースの入口にはベビーゲートを設置するなどして、赤ちゃんが過ごす環境を出来る限り安全な状態に保ってください。もちろん赤ちゃんが動きまわっている最中は周囲に気を配り、目を離さないことが基本です。

日頃赤ちゃんのお世話や家事などで大変かとは思いますが、普段の生活の中で出来ることから始めてみてください。

頭をぶつけた時は落ち着いて対処しよう

赤ちゃんが頭をぶつけたところを見ると、焦って柔軟な思考ができなくなることもあるかと思います。状況によっては病院の受診が必要ですが、まずは私たち大人が落ち着くことが大切です。そして、何よりも赤ちゃんの状態をよく観察してください。

統計では、頭をぶつけて病院に駆け込んだケースの90%以上は、適切な処置により大事に至らずに済んだという結果も出ています。赤ちゃんのために的確な判断が出来るよう、慌てず落ち着いて対処してくださいね。

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