ケガ・病気 成長 赤ちゃん

赤ちゃんのダウン症について、その特徴と成長過程において意識すべきこと

2016/12/29

1a824286457fbae7e12e5243a526de1b_s

ダウン症という言葉を耳にしたことはありますか?これは赤ちゃんが生まれながらにしてもつ疾患の名称で、800~1000人に1人の割合で発症すると言われています。体や行動にいくつかの特徴がみられ、これらはダウン症と判断する際のポイントにもなっています。
今回は、赤ちゃんのダウン症における特徴と、成長するにあたりどのような心構えでいれば良いかなどをまとめました。

ダウン症とはどのようなもの?

ダウン症は正式名を「ダウン症候群」といい、細胞内の染色体に異常が生じるために起こる先天性の疾患です。本来、染色体は2本を1組としたものが23組、合計46本存在しますが、ダウン症の場合は21組目にあたる染色体の本数が何らかの原因で3本となっており、合計で47本存在しています。このため、ダウン症は問題が生じている組の番号をとって「21トリソミー」とも呼ばれます。

ダウン症の赤ちゃんの特徴は?

一般的に、ダウン症の場合は主に以下のような特徴がみられます。

外見的特長

●目がつり上がっていたり、両目の間隔が広い。くっきりとした二重である

●鼻が低く、平べったい

●耳が小さく、目の位置よりもやや下側についている

●下が口の中に収まりきらず、外に出ていることが多い

●手足の指が短い

●体全体が柔らかい

●首が短く不安定。首すわりにも時間がかかる

内面的特長

●長時間眠る

●授乳時の乳首への吸いつきが弱い

●母乳やミルクをほとんど飲まない

●知的障害が見られる

●心臓疾患などの病気が見られる

---------------------------------------

これらが現れるか現れないかは、ダウン症の度合いや赤ちゃんによって様々です。パパやママだけで判断するのは困難なため、心当たりがある際は小児科を受診してください。

ダウン症はいつ頃わかる?検査方法は?

ダウン症に伴う外見的特長は生まれてすぐに判別し辛く、概ね生後1ヶ月が経過する頃に顕著に現れてきます。ですが、ママのお腹から生まれてきた赤ちゃんを見た際にダウン症だとわかる産婦人科医もいらっしゃいますので、出産が終わって退院するまでの間に告知されるケースもあります。

ダウン症の検査方法としては、赤ちゃんが生まれてくる前は羊水検査、生まれてから1ヶ月経過するまでの間は遺伝子検査によって調べます。ダウン症の多くは外見的特長によって判断されますが、中には特徴が現れない場合もありますので、確実性が高い理由からこういった検査が行われることもあります。

ダウン症の場合の成長過程について

ダウン症の赤ちゃんは、寝返りやハイハイ、お座りやつかまり立ちなどが、健常な赤ちゃんよりもスローペースで発達していきます。ゆっくりではありますが着実に成長しているため、他の子と比べることなく長い目で見守ってあげましょう。

また、ダウン症は心疾患や糖尿病などの病気も併発しやすいため、普段の生活の中では出来る限り赤ちゃんの様子に気を配り、気にかかることがあればすぐに病院へ連れて行ってください。

ひと昔前は、ダウン症になると20歳ぐらいまでしか生きられないと言われていましたが、現在は医療技術などの発達により、平均寿命は50歳を超えています。ダウン症と知らされた際は戸惑うこともあるかと思いますが、世間にはダウン症でありながら多方面で活躍されている方もたくさんいらっしゃいますので、あまり気負うことなく、赤ちゃんに色々な体験をさせてあげてください。

周囲のサポートが必要不可欠

ダウン症の場合、初めのうちは出来ることが少ないかもしれませんが、成長に伴い、徐々に問題なく日常生活を送れるようになってきます。そのためには、パパやママをはじめとする周囲の人達の理解と協力が大切になってきます。

また、自治体によっては、こうした障害をもった子供の育児に関する相談会や、コミュニケーション作りのためのイベントなどを行ったりしていますので、そちらも積極的に活用し、温かく赤ちゃんをサポートしてあげてくださいね。

-ケガ・病気, 成長, 赤ちゃん